2023年3月10日 / 最終更新日時 : 2023年5月18日 info@nihon-biso.co.jp 廃棄物

プラスチックリサイクルの種類｜廃棄物｜横浜市・川崎市内の廃棄物回収といえば日本ビソー　　

皆さんこんにちは！日本ビソーの森井です。

今回は近年話題になっているプラスチックのリサイクルについて書いていこうと思います。

【①そもそもリサイクルとは？】

そもそもあたり前のように使用している「リサイクル」とはどういった意味になるのでしょうか？

まずはリサイクルについて解説していきます。

皆さんも３Rという言葉を聞いた事がありませんか？

３RとはReduce（リデュース）、Reuse（リユース）、Recycle（リサイクル）の３つの取り組みを表す言葉で、それぞれ以下のような意味があります。

Reduce（リデュース）→減らすという意味でごみを減らすという取組です。近年では無駄なレジ袋を発生させないようにエコバックを使うという事が普及しましたが、この取り組みはリデュースになりますね！

Reuse（リユース）→再利用するという意味で、不要なものを捨てるのでなく再度利用してもらえるようにする取り組みです。最近ではいらなくなった洋服等をネットサービスを用いて誰かに譲るということが当たり前になりましたが、こういった取り組みはリユースになります！

Recycle（リサイクル）→廃棄物となったものを再資源化するという意味になります。例えば資源ごみとして分別をしているペットボトルや空き缶等は集められて資源に加工されて、別のプラスチック製品や金属製品に生まれ変わります。こういった取り組みをリサイクルといいます。

長くなりましたが、リサイクルとは、「不用なものをそのまま廃棄せずに再度資源として使用すること」を言います。

【②プラスチックのリサイクル】

では、具体的にプラスチックのリサイクルにはどういった方法があるのでしょうか？

大きく分けるとリサイクルは以下の３種類になります。

・サーマルリサイクル

サーマルリサイクルはプラスチックを焼却して熱エネルギーとして再利用をしたり、プラスチックを固形燃料に加工することを言います。

・マテリアルリサイクル

マテリアルリサイクルは、プラスチックをペレット等の原料に加工して再度プラスチック製品に利用することを言います。

・ケミカルリサイクル

ケミカルリサイクルはプラスチックを化学的に分解し、他の物質に変化させて再利用する手法になります。具体的にはプラスチックを油化して生成油や燃料に利用したり、ガス化して化学工業原料に利用したり、モノマー化して再度プラスチック製品に利用したりします。

今まではサーマルリサイクルが主流でしたが、サーマルリサイクルは廃プラスチックを焼却処分をする必要があり、ダイオキシン等の発生やCO2の発生は避けられないため、近年ではマテリアルリサイクルやケミカルリサイクルが注目されています。

【③リサイクルを進めるためには？】

プラスチックリサイクルを進めるためのポイントは、どのようなプラスチックをどれだけ廃棄しているのかを調べ、自分たちに適しているリサイクルを選択することです。

プラスチックはリサイクルの方法によってそれぞれ特徴があり、求められるプラスチックの品質が異なります。

例えば、マテリアルリサイクルでは廃プラスチックからプラスチック原料に加工する際に、異物があると原料の品質が劣化してしまうという特徴があります。そのためマテリアルリサイクルを進めるためには、単一のプラスチック素材に分別をしていく必要があります。雑多な廃プラスチックが発生するような事業者様は素材ごとに分別を行うために、分別方法の変更、オペレーションの変更を進めていく必要があります。