高齢化に伴い、遺品整理に悩む方が増えています。遺品整理業者も増加傾向にあるものの、料金は一律ではなく、中には必要な許可を取得せずに不用品を回収処分する無許可業者も含まれるため注意が必要です。
この記事では、横浜市で遺品整理するときにかかる料金や優良な遺品整理業者の見分け方について解説します。
【遺品整理とは?】
遺品整理とは、故人が残した物品を整理し、適切に処分または再利用することを指します。遺品は相続人が遺言や法定相続に沿って相続しますが、すべてを残すことはできません。故人が使っていた家具や家電、衣類、思い出の品などを「処分するもの」と「誰かに引き継ぐもの」とに分ける作業が不可欠です。
遺品整理は、ご家族だけで行うことも可能ですが、遠方に住んでいたり、整理する時間を確保できない場合は、遺品整理業者に委託することもあります。
遺品整理は、故人の意思に沿った形で物品を整理し、ご家族のお気持ちも整理する作業です。故人を偲び、遺族が新たな生活を始めるための大切なプロセスといえるでしょう。
「遺品整理」の基礎知識に関する記事はこちら
【横浜市の遺品整理にかかる料金は?】
横浜市で遺品整理する場合の料金や相場は、次のとおりです。
・粗大ゴミ処分費用
自身でゴミを処分する場合は、横浜市のルールに沿って分別し、処分しなければなりません。燃やすゴミや燃えないゴミなどは市が無料で回収していますが、横浜市では以下のゴミを粗大ゴミとして取り扱っており、処分には手数料がかかります。
- 最も長い辺が30cm以上の金属製品
- 最も長い辺が50cm以上の金属以外の製品(プラスチック商品や木製品など)
手数料は、以下のサイトで確認できます。たとえば、木製やプラスチック製の机は1,000円、長辺1m以上の木製タンスは1,500円です。(2024年6月時点)
・大量ゴミを持ち込む場合の手数料
横浜市では、遺品整理による大量のゴミは通常の収集に支障をきたすため、収集しないとしています。一度に大量のゴミを処分したい場合は、分別したうえで、市内4ヶ所にある焼却工場のいずれかへ持ち込みましょう。手数料は、1Kgあたり13円です。
横浜市の焼却工場
施設名 | 許可業者
継続搬入者 |
左記以外の方 | 日曜搬入
(許可業者のみ) |
鶴見工場 | 午前8時から午後5時30分まで | 午前8時45分から正午まで 午後1時から午後4時まで※事前にお住いの区の収集事務所に申し込みが必要です。 |
午前8時から正午まで
午後1時から午後3時45分まで |
旭工場 | 午前8時から午後4時30分まで | 搬入不可 | |
金沢工場 | 午前7時から午後5時30分まで
※ 許可業者のみ24 時間搬入可 |
24 時間搬入可能
※事前に申請した事業者のみ |
|
都筑工場 | 午前7時から午後4時30分まで | 搬入不可 |
専門業者に依頼した場合の料金相場
遺品整理業者に依頼した場合の料金は、作業内容や依頼する業者によって異なるため一概にはいえません。ここでは一例として、金額や参考事例を掲載している横浜市内の遺品整理業者3社の料金を抜粋します。
A社:1万円/1㎥(税別)〜
B社:1DK・90,300円
C社:1K・55,000円〜
料金を見るときには「基本料金」「参考料金」などの意味をよく理解しておくようにしましょう。基本料金とは最低限かかる基礎的な費用であり、積み込み費用や処分費用が別途、請求される可能性があります。参考料金は目安となる料金であり、文字のとおり参考にとどめるべきです。
いずれにしても、掲載されている金額が請求額になるとは限りません。遺品整理業者に依頼する際には、必ず事前に見積もりを取るようにしましょう。
【費用を抑えるには「買取」が有効】
遺品整理には数万円〜数十万円の費用がかかるのが一般的ですが、整理して不要になったものを買い取ってもらうことができれば費用を抑えることも可能です。
不用品の買取とは?
不用品の買取とは、遺品整理などで発生した不用品のうち、まだ使えるものや価値のあるものを専門業者が買い取ることです。買い取られた分だけ処分にかかる費用を抑えることができるため、遺品整理の費用を下げる有効な手段といえます。
どんなものが買い取ってもらえるの?
買い取ってもらえる品物は、家電、家具、骨董品、美術品、ブランド品など多岐にわたります。まだ使える状態の家電製品や希少価値の高い骨董品などは、高く買い取ってもらえる可能性があります。
価値のあるものを見分ける方法
価値のあるものを見分けるには、専門知識が必要です。古い物でも状態が良ければ価値があるケースもある一方、ブランド品であっても傷や汚れがひどいと買い取り価格が下がったり、買取不可となったりすることもあります。
買取を行っている業者は、雑貨類の買取に長けている業者、骨董品の買取に長けている業者などメインで買い取る商材が異なります。複数の業者とやりとりする手間はかかりますが、それぞれ専門の業者に査定してもらうことで買取価格を上げることができるかもしれません。
面倒な場合は、多種多様な商品を扱っている業者を選定して査定を依頼すると良いでしょう。買取額査定は無料の業者が多く、実際に自宅に来てもらい査定を行う訪問査定の他、LINEなどで画像を送って査定をしてもらうネット査定を行っている業者もいるので、ご自身にあった業者を選定しましょう。
【横浜市で遺品整理業者を利用するときの注意点】
- 何から手をつけていいかわからない
- 重くかさばるものを搬出できない
- 整理を進める気持ちが持てない
このような場合は、遺品整理業者の利用を検討してみましょう。ただし、遺品整理業者に依頼するときには次の点に注意が必要です。
不用品回収を伴うなら「一般廃棄物収集運搬業」の許可業者に
遺品整理の「整理」だけでなく、不用品の「回収・処分」まで遺品整理業者に任せる場合は、必ず「一般廃棄物収集運搬業」の許可業者に依頼するようにしましょう。この許可を得ずに不用品を回収・処分をするのは、法律違反です。
出典:横浜市「遺品整理や家の片付けを業者に依頼する際の注意点」
横浜市でも「一般廃棄物収集運搬業」の許可業者以外の業者に依頼しないよう注意喚起しています。横浜市の一般廃棄物収集運搬業許可業者一覧は、以下のリンクから確認できます。
横浜市「横浜市一般廃棄物収集運搬業許可業者一覧(令和6年6月1日現在)」
買取をしてもらうなら「古物商」の許可業者に
家財や不用品の「買取」をするには「一般廃棄物収集運搬業」ではなく「古物商」の許可が必要です。こちらも、無許可の業者は違法となりますので、必ず許可の有無を確認するようにしましょう。
「遺品整理士」がいる業者ならより安心
遺品整理は、単にものを分別し、処分するだけのものではありません。「遺品の処理」であれば不用品回収業者に依頼すればいいかもしれませんが、故人が大切にされてきたもの、遺族が大切にしていきたいものを大切に扱い、遺族の気持ちも整理していくのは遺品整理です。
遺品整理士の有資格者は、遺品整理の取り扱い手順や遺品整理に関わる法規制等の知識を身に付けています。遺品整理業に必要な資格はありませんが、遺品整理士がいる遺品整理業者であれば、より安心して依頼することができるでしょう。
【横浜市の優良遺品整理業者にお任せください】
相続人やご遺族で遺品整理を進めることができれば、かかる料金は粗大ゴミや大量ゴミの処分費用だけです。しかし、重たい家電やかさばる家具の処分の搬出、残すもの・処分するものの分別などには、時間や手間がかかります。専門業者を頼りたいという場合は、ぜひ日本ビソーにお任せください。
日本ビソーは、横浜市から一般廃棄物収集運搬業の許可を得て営業している不用品回収業者です。不用品買取については、対象のお品物に応じて、提携しているリユースショップ様をご紹介しており、不用品の買取相談にも対応しています。
また、弊社には遺品整理士や生前整理士、整理収納アドバイザーの資格取得者も在籍しているため、家財の整理から不用品の回収、買取、片付けの収納アドバイスまでサポートが可能です。神奈川県居住支援協議会の空き家相談協力事業者にも登録していますので、空き家に関するご相談も承っております。お気軽にご相談ください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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