生前整理でやることリスト 進め方・開始時期もあわせて解説!|横浜市・川崎市内の廃棄物回収といえば日本ビソー
生前整理とは、自身が亡くなった後で残された家族が遺品整理等で苦労をしないように生前中に身の回りを整理することを指します。「身の回り」といっても、家具や家電、雑貨、資産など多岐にわたるため「何をどうすればいいのかわからない……」ということもあるのではないでしょうか?
そこで今回は、生前整理の目的や役割、手順を生前整理アドバイザーが在籍する日本ビソーが解説します。
目次
【生前整理とは?】
生前整理とは、ご家族や相続される方のために生前中に身の回りのモノや資産を整理することを指します。ただ、生前整理はご家族のためだけにするものではありません。生前整理によってこれまでの人生を振り返り、物理的にも精神的にもすっきりと軽くなることで、ご本人がその後の人生をより豊かに生きるきっかけになります。
また、広義な意味でいえば、モノや資産の整理だけでなく、自分の意思を残すことも生前整理にあたります。遺言書やエンディングノートがあれば、自分の想いを遺せることができるとともに、遺された方々の間でトラブルや争いになってしまう可能性も低減します。
このように、生前整理にはやることがたくさんあるため、何をどう進めればいいかわからないという方も少なくありません。ただ、生前整理でやることは「身の回りの整理」「資産の整理」「家族に意向を伝えておく」の3つに大別できます。次項から、この3つの進め方について解説します。
【生前整理でやることリスト1.身の回りの整理】
まずは、身の回りのモノを整理していきましょう。身の回りがすっきり片付くと、気持ち的に前向きになり、その後の整理が進めやすくなるため、まず最初に身の回りの整理に取りかかることをおすすめします。
・家財の整理
身の回りを整理するといっても、必要なものまで処分することはありません。ただ逆に「必要ではないもの」は積極的に処分していきましょう。
衣類や食器など要否の判断に迷うものもあるでしょうが、1年間使用していないものの多くは不要と判断できます。食器や家具、家電などまだ使えそうなものは、子どもや親戚などに引き継いでもらうのも一案です。引き出物でもらったブランド品など価値のあるものは、リサイクルショップで買い取ってもらえる可能性もあります。
・写真・思い出の品の整理
写真などの思い出の品については、1年間見返していなかったとしても不要と判断できるわけではありません。ただ、遺された方が遺品を処分する際にとくに困るのが、思い出の品でもあります。
思い出の品を処分するポイントは、捨てるものではなく、残すものに目を向けることです。思い入れあるものを無理に処分する必要はありません。整理を機に、押し入れの奥深くに眠っていた思い出の品を目に触れる場所に飾るのも良いでしょう。
・デジタルデータの整理
写真や重要な書類をデジタル化して保存している方も少なくないはずです。デジタルデータは場所を取るものではありませんが、何がどこに保存されているかは整理しておきましょう。
また、パソコンやスマートフォン、ドライブファイル、アプリ、通販サイト、SNSなどのIDやパススワードは、エンディングノートなどわかりやすい場所に記録しておくことが大切です。自分しか開くことができないとすれば、サブスク契約のサービスなどを解約するのも難航します。使用していないアカウントやサービスがある場合は、削除しておきましょう。
【生前整理でやることリスト2.資産の整理】
物理的なモノだけでなく、預貯金や不動産、有価証券などの資産も一度整理してみましょう。長く生きていると、自分でも把握できていない資産が眠っていることも少なくありません。
・価値の把握
株や金、不動産などの資産は、取得した当時と価値が変わっている可能性があります。とくにコロナ禍以降は全面的に資産の価値が上がっており、取得時から2倍、3倍の資産価値になっている可能性も否めません。
資産の相続税評価額は、相続する方が納める相続税にも影響してきます。また、遺産分割に際しても、正確な資産価値を把握していなければ公平に分割できず、相続トラブルに発展してしまうおそれがあります。
・重要書類の取りまとめ
金融資産や不動産の相続や換価には、証券会社の預金通帳や銀行印、売買契約書、権利証などが必要です。これらの書類が見つからないとスムーズに相続できないため、資産の把握だけでなく、これらの書類を取りまとめておきましょう。
・財産目録の作成
自分だけが資産価値を把握し、重要書類などの在処を知っている状態にすることは、自分のための整理であり、生前整理とはいえません。生前整理の目的は、ご自身に加え、家族や相続人のためにモノや資産を整理することにあります。残される方のことを考えれば、資産の価値や重要書類の在処を伝えておくことまでが生前整理といえるでしょう。
出典:法務省「自筆証書遺言の方式(全文自書)の緩和方策として考えられる例の参考資料」
https://www.bunka.go.jp/seisaku/shukyohojin/shorui/yoshiki_2.html
どのような資産があり、それらの資産にどの程度の価値があるかは「財産目録」に書き記しておきましょう。財産目録は、遺言書に添付する書類です。誰にどのような資産を残すかにあたって、財産の価値や所在、重要書類の在処などがわかっていると、相続人に意図が伝わりやすく、相続もしやすくなります。
【生前整理でやることリスト3.家族に意向を伝えておく】
先のとおり、生前整理はご自身のため、そして家族のためにするものです。身辺や資産の整理をしたあとは、家族に意向や思いを伝えるため遺言書やエンディングノートを作成しましょう。
・遺言書の種類
一般的に用いられる遺言書は、次の2つです。
- 自筆証書遺言:遺言者自らが手書き(またはパソコンで作成)で作成
- 公正証書遺言:遺言書から聞いた内容を公証人が文書にまとめ公正証書として作成
ご自身の意向にあった方法で作成すればいいのですが、自筆証書遺言は書き方や保管方法、開封方法によっては遺言が無効になってしまう可能性があるため注意が必要です。
出典:政府広報オンライン「知っておきたい遺言書のこと。無効にならないための書き方、残し方」
https://www.gov-online.go.jp/useful/article/202009/1.html
2020年7月10日からは、自筆証書遺言を法務局で保管してくれる「自筆証書遺言書保管制度」がスタートしています。ご自身の意向や思いが正しくご家族に伝わらないことを避けるには、こうした制度の利用も検討しましょう。
・エンディングノートとは?
エンディングノートとは、遺言書や財産目録だけでは伝わりにくい自身の意思や希望などを家族などに伝えるための文書です。遺言書のように法的効力はありませんが、ご家族や相続人が「納得」して相続するためにも重要な文書といえます。
エンディングノートの記載事項も決まっているわけではありませんが、以下のようなことが記載されることが多いようです。
- なぜこの資産をこの人に引き継いでほしいのか
- 引き継いだあとはどう活用してほしいのか
- 資産の状況・状態はどうなっているのか
- デジタルデータのID・パスワード
出典:横浜市青葉区「青葉区版エンディングノート【わたしノート】」
法務省や国交省などでは、エンディングノートのひな形が無償で提供されています。こうしたものは書き進めやすく、ご自身の希望が伝わりやすい書式になっているため、活用を検討してみましょう。
・家族で話し合っておくことも大切
遺言書や財産目録、エンディングノートなどを書いていたとしても、テキストだけで伝わることには限界があります。たとえば「資産」とはいえないながらも大事にしていたもの、ほとんど資産価値が評価されなかった自宅をどう引き継ぐか、どう活用してほしいかといったことは、言葉で伝えておきましょう。
また「遺す人」だけでなく「引き継ぐ人」の希望を聞いておくことも大切です。いくら思い入れのあるものでも、子どもにとっては不要ということもあります。相続税を納税するのも、ご自身ではなく相続人です。引き継ぐ人の希望を聞いておくことで、生前整理もスムーズに進むはずです。
【生前整理の進め方】
生前整理の進め方についても、決まりがあるわけではありません。基本的にはできることから着手すれば問題ありませんが、まずは身の回りの整理から始め、資産整理、遺言書・エンディングノートの執筆……と進めていくとスムーズです。
生前整理をよりスムーズに進めるためには、専門家の力を借りることも検討してみましょう。身の回りの整理で多くのゴミや不用品が出た場合は、不用品回収業者に回収や運搬を依頼すると一度にすっきりします。
資産整理や遺言書の作成をする際には、税理士や弁護士に相談してみるのも良いでしょう。税理士に相談することで、生前贈与や相続時の税負担を引き下げられるかもしれません。また、弁護士に依頼するのは必須ではありませんが、法的効力がない遺言書は正式な文書として扱われません。「家族の税負担を下げたい」「確実に自分の意思を残したい」という場合はとくに、こうした士業・専門家に相談することをおすすめします。
【生前整理はいつ始めるべき?】
生前整理は、いつまでにしなければならないというものではありません。「60歳」や「70歳」という節目に始める方もいれば、退職やお子さんが独立されたことをきっかけに始める方もいらっしゃいます。
・「早すぎる」ことはない
冒頭で申し上げたとおり、生前整理には「その後の人生を豊かにする」といった効果にも期待できます。そのため「終活」としては早すぎると考えられる40代、50代で生前整理を始めることもおすすめします。
とはいえ、若い頃に生前整理を始める場合は「更新」することが大切です。資産状況や所有物は増えたり、減ったりするものです。その都度、財産目録や遺言書を更新したり、不要なものを処分したりすることを習慣づければ、常に物理的、精神的に身軽な状態で生活することができるでしょう。
・退職時
退職は、ご自身の生活が大きく変わるタイミングです。多くの方は、退職後に新たな資産を取得したり、大きなお買い物をしたりすることはありません。加えて、お身体はまだまだ元気ということもあり、生前整理を始めるタイミングとしては適しているといえるでしょう。
退職時に生前整理をするメリットは、まだあります。それは、このタイミングで資産を整理することで、その後に使えるお金や時間が明確になることです。
老後資金が不足するとなれば、セカンドキャリアを築く。
資金的に余裕があれば、趣味に時間を使ったり、移住などを検討してみる。
……このように、生前整理はご自身の「これまで」と「現状」を把握するためにも非常に効果的なため、その後の人生を豊かに、合理的に生きるきっかけになるのです。
・高齢者施設に入居するタイミング
自宅を離れ、高齢者施設に入居するタイミングもまた生前整理に適したタイミングだといえるでしょう。
自宅を離れることで、自宅を資産の1つと認識できるようにもなります。売却して老後資金を捻出するのか、自宅を残して相続するかの判断もしやすいといえるでしょう。また、高齢者施設に入居するにあたっては身の回りに置いておくものを絞らなければならないため、取捨選択の必要性にも迫られます。
とはいえ、焦る必要はありません。何より大切なのは、ご自身のお気持ちやご家族の想いです。無理のない範囲で生前整理を進めていきましょう。
【「生前整理でやることリスト」まとめ】
生前整理というと「終活」「相続前にするもの」といったイメージがあるかもしれませんが、決してネガティブなものではありません。生前整理は、ご家族のため、そしてご自分のためにするものです。
日本ビソーには、生前整理アドバイザーが在籍しております。横浜市、川崎市内にお住まいの方を対象に、生前整理のお手伝いを行い、廃棄する物が多量に発生した場合には不用品の回収ご提案させていただいております。
※女性スタッフも在籍しておりますので安心してご相談下さい。
当社は横浜市、川崎市で一般廃棄物の収集運搬業許可を取得しておりますので、適正な処分をご提案可能です。
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最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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