飲食店のゴミ処理術を伝授!経営成功のカギ|廃棄物|横浜市・川崎市内の廃棄物回収といえば日本ビソー  

飲食店 廃棄物

飲食店経営において、効率的なゴミ処理は経営を成功させる重要な要素の1つです。適切にゴミを処理することは、店舗運営をスムーズにし、地域環境への配慮を示すことで顧客の信頼を得ることにもつながります。

この記事では、飲食店のゴミ処理の基本から、定期回収サービスの利用方法、実際の導入効果までを解説します。

 

 

目次

【不法投棄NG!飲食店のゴミの出し方は?】

飲食店から出るゴミは家庭ゴミとは異なり「事業系一般廃棄物(事業ゴミ)」および「産業廃棄物」として扱われます。事業ゴミは自治体の収集対象外であることが多く、店舗側で処分方法を確立する必要があります。

 

・飲食店から出るゴミは「家庭ゴミ」ではない

家庭から排出されるゴミと事業者から排出されるゴミの中には、生ごみや紙くずのように、同一のものもあります。しかし、たとえ家庭でも排出されるようなゴミであっても、事業者から排出されるゴミを家庭ゴミとして処理することはできません。

家庭ゴミと事業ゴミには、分別や収集、処分の方法に次のような違いがあります。

家庭ゴミ

事業ゴミ

排出場所

一般家庭 事業者

分別

自治体のルールに従う 「事業系一般廃棄物」と「産業廃棄物」に分ける

収集

自治体が収集 事業系一般廃棄物は自ら行政処分場に持ち込むか運搬業者に回収を委託する。

産業廃棄物は自ら民間の処分業者に持ち込むか運搬業者業者に回収を委託する。

※事業系一般廃棄物は自治体によってルールが異なることがあります。

費用

ゴミの種類・自治体によって無料・有料が分かれる 収集運搬・処分費用は有料

 

詳しくは、以下の記事をご覧ください。

家庭ゴミと事業ゴミの違いとは?|横浜市・川崎市内の廃棄物回収といえば日本ビソー

 

・飲食店で発生する廃棄物の分類

飲食店から出る生ごみや紙くず、ビンや缶などのゴミは、次のように分類されます。

事業系

一般廃棄物

生ごみ・割り箸・紙ゴミ など

産業廃棄物

ビニール・空きビン・空き缶・空きPETボトル・発泡スチロール・廃油・電池・蛍光管・一斗缶 など

資源物

段ボール など

 

事業系一般廃棄物、産業廃棄物、ともに家庭ゴミのように自治体が回収してくれることはありません。飲食店は、自ら処分するか自治体から収集運搬や処分の許可を受けた事業者に委託してゴミを処分します。

自ら処分するのは現実的ではななく、飲食店は廃棄物の量が多いため「ゴミ定期回収サービス」を利用するのが一般的です。

 

 

【飲食店の「ゴミ定期回収サービス」って何?相場はどれくらい?】

ゴミ定期回収サービスとは、その名の通りゴミを定期的に回収してくれるサービスです。飲食店のゴミの問題の特性上、定期的にゴミを回収してもらうメリットは非常に大きいと考えられます。

 

・飲食店のゴミ出しの課題

飲食店では日々大量のゴミが発生し、これを効率的に処理することは経営上の大きな課題です。とくに都市部では、ゴミを保管するスペースの確保も難しいといった課題もあります。

飲食店のゴミは「量」もさることながら、生ごみや廃油などを含むことから「臭い」も気になるところです。不適切なゴミの保管は、衛生問題を引き起こすだけでなく、店舗のイメージを損ねる要因にもなり得ます。

 

・定期回収で課題解決

飲食店のゴミの問題は、量・保管場所・臭いです。ただ、これらの問題は、ゴミを定期的に回収してもらえば解消できます。定期回収サービスは、回収の日時や頻度を指定できるため、出るゴミの量や保管場所に合わせて回収を依頼することができます。

 

・定期回収の相場

定期回収サービスの相場は、地域や回収するゴミの発生量や種類、回収の頻度によって異なります。一般的には月額数千円から数万円程度が相場となっていますが、サービス内容によって変動します。料金は、依頼する回収内容するゴミの量や種類、回収頻度によって決まるため、事前に複数の業者から見積もりを取ることが大切です。

 

 

【飲食店がゴミ定期回収サービスを利用するときの注意点】

飲食店にとって、ゴミの定期回収は不可欠ともいえるサービスです。しかし、依頼先や依頼方法を誤ってしまうと、経営に支障をきたすおそれもあるので注意が必要です。

 

・「排出事業者責任」を果たす

飲食店に限らず、事業者から出たゴミの処分は専門業者に委託するのが一般的ですが、委託したとしてもゴミの処分まで責任を持つのは事業者自身です。これを「排出事業者責任」といいます。以下の行為は法律違反になるのでご注意ください。

 

  • 自治体から廃棄物の収集運搬や処分の許可を受けていない業者に委託する
  • 産業廃棄物が回収されるまでの管理を怠る
  • 産業廃棄物が最終処分されるまでの状況を把握しない

 

廃棄物の運搬処分は、自治体から許可を得た事業者に委託する必要があります。無許可の業者に依頼したり、委託契約なしに回収や処分を依頼したりする行為は法律違反となります。

 

また、産業廃棄物の保管には、基準が定められています。定期回収を依頼したとしても、回収までは適切に産業廃棄物を保管しなければなりません。加えて、委託業者には「産業廃棄物管理表(マニフェスト)」を交付し、適正に処理されたのかを最後まで確認する義務もあります。

 

産業廃棄物を処理するときのルールやマニフェストについての詳細は、以下の記事をご覧ください。

産業廃棄物の処理をするときのルールは?|廃棄物|横浜市・川崎市内の廃棄物回収といえば日本ビソー

産業廃棄物管理票(マニフェスト)とは?|廃棄物|横浜市・川崎市内の廃棄物回収といえば日本ビソー 

 

・適切な回収頻度にする

ゴミを放置する期間が長ければ長いほど保管場所がなくなり、臭いも気になるものです。かといって、経済的に毎日回収してもらうのが難しい場合もあるでしょう。

適切な回収頻度は、飲食店によって異なります。ゴミの内容や量、保管場所や予算に応じて、適切な回収頻度を見極めましょう。回収業者にもよりますが、様子を見ながら回収頻度を変えることや臭気の気になる夏場のみ回収を増やすといったことも可能です。

 

・適切な時間に回収してもらう

回収頻度だけでなく、回収してもらうのに適した日時も飲食店によって異なります。「土日祝日のゴミの排出量が多く、週明けに回収してもらいたい」という飲食店もあれば「休業日前に回収してもらいたい」といった希望がある飲食店もあるでしょう。

「日中は忙しいから夜間に回収してもらいたい」「ランチタイムが終わった後に回収してほしい」など、時間帯の希望もあるはずです。回収業者を選ぶ際には、こういった細かなニーズを叶えてもらえるかどうかも確認しておきましょう。

 

 

【飲食店のゴミの分別・出し方注意点】

専門業者にゴミを回収してもらうとはいえ、分別は不可欠です。前述のとおり、事業者から出されるゴミは「事業系一般廃棄物」「産業廃棄物」「資源物」に大別されます。一般廃棄物と産業廃棄物は、必ず分別を行う必要があります。全て混ざった状態で回収を委託している場合は、違法な状態になっている可能性がありますのでご注意下さい。

また、ゴミの中には回収時に発火をしたり、有害物が漏洩してしまうものもありますので、ゴミの出し方にも注意が必要です。回収を委託している業者によってゴミの出し方は異なる可能性がありますので、ここでは弊社がお客様にお願いをしているゴミ出し方法を解説していきます。

 

・生ゴミ

水分を切ってゴミ出しをすることをお願いしています。処分費は重量で計算されるので、水分を切ってからゴミ出しをして頂くと廃棄物処理費用を削減することにも繋がります。

また、水分を多量に含んだ状態ですと回収時に重さで袋が破けてしまい、ゴミ庫を汚してしまう可能性があります。弊社では、1袋におおよそ10㎏以内までのゴミを入れていただくようお願いしています。

 

・発泡スチロール

発泡スチロールは一般的には処分施設で溶融して、プラスチック製品にリサイクルされます。

他のゴミと混ぜて発泡スチロールを出すと汚れが付着してしまい、リサイクルができなくなってしまいます。発砲スチロールは単体でゴミ出しをしていただくことをお願いしています。

 

・電池

電池は必ず他のゴミと分けてお出し頂くようお願いしています。電池は圧力を加えると発火する可能性があり、非常に危険な廃棄物になります。バッテリー類も同様です。

他のゴミと混ざった状態ですと電池が入っていることに気が付かず、回収中に発火し、最悪の場合は人命に関わる大事故に繋がります。また、種類によっては水銀を含んでいるものもありますので、ゴミ出しをされる前に一度ご相談いただくようお願いしています。

 

・蛍光管

蛍光管には微量に水銀が含まれており、水銀使用製品産業廃棄物という区分に該当します。回収や処分には水銀使用製品産業廃棄物の表記が含まれる許可証が必要となり、水銀使用製品産業廃棄物は通常の産業廃棄物と分けて専用容器に入れて回収する必要があります。

照明類は種類によっては水銀を含んでいるものもありますので、ゴミ出しをされる前に一度ご相談をいただくようお願いしています。

 

 

【まとめ】

今回は、飲食店で発生する主な廃棄物について解説をしました。

廃棄物の分別はお客様にとって手間になってしまう作業ですが、誤った分別は廃棄物に関する法律に違反してしまう可能性があります。また、電池や蛍光管等の廃棄物は、適正なゴミ出しをしていただかないと、思わぬ事故に繋がります。ゴミ出しでわからないことがある場合は、すぐに委託している廃棄物回収業者に確認すると良いでしょう。

日本ビソーでは分別表をお配りし、ゴミの出し方についてもお客様にしっかりご説明しています。また、店舗様のご希望の回収時間、回収頻度を伺った上で、可能な限りご希望に沿うようなご提案をしております。飲食店から発生する廃棄物でお困り事がありましたら、お気軽に弊社までお問合せ下さい。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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